ひとり旅でしたが、あちこちでいろいろな出会いがありました。おがさわら丸に乗る前からすでに同じく一人で来ている仲間を見つけ、彼女たちのおかげで不安な船旅もとても快適に過ごすことができました。
船の中ではそれぞれにお気に入りの場所が決まってくるのですが、私はロビーにあるソファーと二階のデッキ。デッキでは三味線や篠笛を練習するおじさんがいたり、犬のお散歩をする奥様がいたり・・・ソファー席の回転は結構早くて、島の人が集まって話をしていたり、釣りの話をするおじさん方も多かったですね。いろんな話が出るので楽しくて、耳をそばだてて聞いていました。
宿に着いてからは食堂の席がひとり客を同じテーブルにしてくれて、食事の時に寂しい思いをすることはなかった。仕事で来ているおじさんと、ひとり旅をしているお姉さん。仕事っていったって、どんなに早く終わっても船が出るまで帰れないし、釣りや観光をしていましたよ。いい出張だよなー。お姉さんはなんと母でも妻でもあって、お仕事もしている方でした。すごく明るくてパワフルで前向きで、一緒にいて元気をもらえました。私も彼女みたいに生きられたらいいなあ。
ダイビングでは仲のいいご夫婦がいらして(海の中でもずっと手をつないでいるんですよ)、なぜだかいろいろと世話を焼いてくださいました。娘のように思ってくださったのかしら・・・でも自分で言うのもなんですけど、私は実年齢よりもずっと幼く見えるので・・・。だますつもりはないのですが^^; 甘えさせてもらっちゃいました。
ドルフィンスイムツアーのジョージさん夫妻も、ホテルのご主人(事務長?)も気さくで親切でした。ウェザーステーションで出会った(といっても言葉を交わしたわけではないけど)昼寝をするおじさんや本を読んでいる女の子も、ビジターセンターで挨拶してくれたスタッフも、浜辺ですれ違った親子も、みんなみんなほのぼのしていてよかったな。みんな仲間というか、一蓮托生というか。悪いことをしても逃げられないしね。観光客もみんな一緒におが丸で来て、一緒におが丸で帰るしかないし。
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