カーリングの話(しつこい?)
会場の試合解説から知ったことや、実際にやっている友人からきいたことのあれこれ。
今回、カーリングブームにのってわざわざ東京開催で初・有料の大会にしたんだと思うんだよね。だからマスコミ挙げて広報に必死なのかな。それはそれとして、会場になったリンクは普段は主にアイスホッケーリンクなので、カーリング用に氷のコンディションを整えるのにそれはそれは大変だったんだって。(その大変さを「すぽると」が取材にきたらしいので、気をつけて見てみてください。)今回、カナダからすごい人をよんで、普段は5日くらいかける製氷作業をほぼ2日で仕上げたとか。友人も夜中近くまで手伝っていたそうです。
この人です。休憩の度に水をまいていたよ。ラジオ解説の人も想像以上によい氷だと絶賛してました。選手・コーチはストップウオッチを持っていて、石がどのくらいの時間をかけて滑るかを計っていました力の入れ具合と実際のスピードで氷の状況を把握するんだって。一緒に観戦していた友人のチームメートさんもMyストップウオッチで一投ずつ計っていました。熱心!
カーリングってセルフジャッジのスポーツなんですって。自分たちで今は1-0だねって確認し合うのだそうです。どうしても判断つかない時はオフィシャルに申し出てメジャーを持ってきてもらう(大工さんが持っているはかりのオバケみたいなやつだった) だから、試合開始時に審判を挟んでの挨拶もなければホイッスルとかブザーとかの音もなく、淡々と試合が進んでいたのでした。もちろんオフィシャルで時計係は厳密に持ち時間を計測しているし、各コートにもついて得点は確認していましたが。
年齢問わず楽しめるスポーツということで弱者にやさしいルールになってるんだって。後攻が圧倒的に有利なので、1回ごとに得点を取った方が次は先攻になる。つまり弱い方に逆転のチャンスが与えられるのです。もちろんハイレベルの試合だと、わざと相手に勝たせて自分のチームが次に後攻を取るような戦術をするんですけどね。観客も相手チームのナイスショットにも惜しみなく拍手を送ります。
チーム4人の役割分担がはっきりしていて、そんなことが少しずつわかってくると、なんでオリンピックの時に小野寺選手と林選手が目立っていたのかということもわかってきて、おもしろかったですね。選手たちはかなり声を出していて、こういうのってライブでしか楽しめないことですしね。
でも結論をいうと、カーリングは観るスポーツじゃなくて、やるスポーツだなというところ。石をはじき出してくれれば観ていても楽しいけど、音もなく静かに進んでいるゲームで高得点が出たりしますから。観るのもやるのも本当に頭を使うスポーツです。
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