クマノミの話
うちの水槽にいるのはカクレクマノミですが、クマノミの仲間は性転換をします。ダイビングをしていてイソギンチャクの周りでよく目にする光景は、「お父さん、お母さん、子供たち」ではなく、「メス、オスと未熟なオスの居候たち」なのです。一番体の大きな個体がメスになり、二番目に大きい個体とカップルになります。一つのイソギンチャクにはひとカップルしか住みません。
ここまでは、知っていたのですが、聞いた話によると、どうもカップルができると、2匹は大きくなりそうな個体を攻撃して、いじめられた方は成長ホルモンをうまく分泌できずに成熟できないままなんですって。
自然界では、チビたちは危険を冒して他のイソギンチャクに偶然流れ着くことを期待して旅に出るか、いじめられ小さいまま夫婦のどちらかが欠けた時の後釜をじっと狙うかなんでしょうが、うちのような小さな(30cmキューブなんです・・・)水槽ではキビシイ状況だったでしょう。チビは世をはかなんで、いたたまれずに・・・ということを考えてしまったりして。半ば仕方なかったのかもと思いつつ、でも私が大きな水槽を購入する決心さえつけば回避できたかもと思います。やっぱりかわいそうなことをしました。
最近、大と中の攻撃が激しかったのは、一人前の魚(変な表現だ。笑)になってカップルになったってことなのでしょうか・・・・??
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